November 2, 2014 - Hironobu Sakaguchi, Yasunori Mitsuda, Yoko Shimomura Interview

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『テラバトル』DLスターターに新曲追加決定!坂口×光田×下村SPインタビュー【Part1】

2014-11-02 10:00 投稿

ダウンロードスターターで新たな楽曲の追加が決定!

ヒット街道爆走中の坂口博信氏率いるミストウォーカーの最新作『テラバトル』。坂口氏に呼ばれてミストウォーカーにオジャマしてみると、そこにいらっしゃったのはなんと! ! 絵やシナリオだけでなく、『テラバトル』は音楽もパワーアップしていきます! これは楽しみ!!

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光田氏、下村氏参戦決定!!
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坂口博信氏(写真右) ミストウォーカーコーポレーション代表取締役社長。『テラバトル』ではプロデュースとシナリオを担当。『ファイナルファンタジー』シリーズ、『ブルードラゴン』ほか代表作多数。

光田康典氏(写真左)
プロキオン・スタジオ取締役社長。1992年にスクウェアに入社。『クロノ・トリガー』等の楽曲を手掛ける。退社後は活動の幅をさらに広げ、多数のゲーム、アニメ等の楽曲を担当。

下村陽子氏(写真中央)
ミディプレックス代表。カプコン、スクウェアを経て、いまも精力的に活動。代表作は『ストリートファイターII』、『パラサイト・イヴ』、『キングダム ハーツ』シリーズほか。

─ダウンロードスターターに新たな展開があるとお聞きしてうかがいしました。と、言いますか、光田さんと下村さんがいらっしゃいますから、つまりはそういうことですよね。

坂口 そういうことです。光田、下村のふたりに参加してもらえることになりました。

─おおー! それはアツい。でも、メインの楽曲は植松さんが手掛けられていますよね。おふたりの曲はどのような場面で?

坂口 まだしっかりとは決めていませんが、たとえば新しいモードやシナリオが追加されるタイミングで、それ用に曲を作ってもらう、といったイメージです。それなら、植松さんの楽曲とも併存できますから。

─とても楽しみです。さて、光田さん、下村さんともに参戦決定とのことですが、どのような経緯があったのでしょうか?

坂口 経緯も何もないです(笑)。最初は光田にオファーしたんですけど、Facebook経由で、「作って」ってお願いしただけです。契約面とかギャランティーとかも併せて伝えて、それに光田 が応えてくれて、決まりました。

光田 そんな感じです(笑)。

─坂口さんらしい(笑)。

坂口 で、光田に送った文面をコピーして、下村にも送ったんです。ちょうど下村の名前がFacebookで目に入ったんで。

下村 そんな経緯だとは知りませんでした! コピペって、ひどくないですか!?(笑)

─ 確かに、コピペはひどいですね(笑)。

下村 でも、おかしいと思ったんですよ。最初に坂口さんからご挨拶いただいて、「光栄です!」って返したら、いきなりすごい詳細なメールが来たので、早すぎるなーって(笑)。

坂口 しかも、「光田はこれでいいって言ってるよ」って、断れない雰囲気を醸し出しつつ。申し訳ないとは思っていますよ?

─(笑)。ちなみに、坂口さんがおふたりにオファーしたのは、いつくらいですか?

光田 僕が話を聞いたのは、2週間前です。

下村 私は3日前(笑)。

─2週間前と3日前! それですでにこの場にいらっしゃるというのがスゴいですね。

下村 だから私、今日が取材を受ける日だとは思っていなくて。すみません、ちょっと遅刻してしまいました(笑)。 03-1_3027 スクウェア時代のお互いの印象は?

─光田さん、下村さんともに、以前はスクウェア(現スクウェア・エニックス)に在籍されていましたが、当時の坂口さんとの思い出や印象をお聞きしてもいいですか?

下村 私は、お会いする機会はそんなになかったんです。でも、お会いするときは、強烈な話をされることが多かったかなー。たとえば、『ライブ・ア・ライブ』が終わって、そのつぎの仕事まで少し余裕があったので、休暇をいただこうと準備していたんです。そうしたらいきなり呼び出されて、「このまま『フロントミッション』やってくれない?」って、社長同席の場で言われまして。そりゃ、断れないですよね(笑)。

坂口 申し訳ない(笑)。

下村 そもそも私、スクウェアに採用してもらったんですけど、入社するまで、自分のお給料を知らなかったんですよ。

坂口 ああ、よくあったよね。そういうこと。

下村 入って1週間くらい経ってから坂口さんに呼ばれて、「いくら欲しい?」って。でも「払える額には限度があるからな」とも言われました(笑)。それも覚えていますね。

坂口 よく、入ったよね(笑)。

─ いまだと、ちょっと考えられないですよね(笑)。では、光田さんは?

光田 相談と言いますか、お願いごとのために坂口さんのところに行くことが多かったですね。僕は、最初は『ファイナルファンタジーV』、『半熟英雄』、『聖剣伝説』などのサウンドエンジニアとして、効果音をやらせてもらっていたんです。

坂口 当時、エンジニアがいなかったもんね。

光田 そうなんですよ。でも、やっぱり曲が書きたいじゃないですか。それで坂口さんに「書かせてください」ってお願いしたら、「じゃあ、『クロノ・トリガー』やってみる?」って。それはすごくうれしかったんですけど、効果音も引き続き作らなくてはならず、その二足のわらじがしんどくて(笑)。再度、「効果音を作れるスタッフを入れたいのですが」と相談しました。だからあの当時、スクウェアのサウンドまわりの環境はかなり変わりましたよね。

下村 私も、入ったときは効果音からでした。ちょうど『ロマンシング サ・ガ2』を作っていた時期で、私なりにがんばったんですけど、光田さんに「下村は効果音のセンスないねー」ってズバッと言われて(笑)。たぶん、そんなこともあって、光田さんは坂口さんに直談判に行ったんだと思います。

坂口 そんなこと、あったんだ。

下村 コイツ、ニコニコしながらきびしいこと言うな~って思いましたもん。

光田 ぜんぜん覚えてないや(笑)。

─(笑)。坂口さんから見て、おふたりのイメージはいかがだったのでしょう。

坂口 下村は、仕事が早い、かなぁ。

下村 いや、私、遅いですよ? ……でも、落とすことはしなかったですし、締切間際のラストスパートで最終的に間に合わせていたので、その印象かもしれないです。

坂口 光田のメロディーは、ケルティックとか北欧風の印象が昔から強いんですよ。言葉だと表現しづらいんだけど。植松さんは、どこか日本の民謡的なノリがあるじゃないですか。

光田 いや、それはよくわからないです(笑)。

坂口 あ、そう? でも、光田はそんな印象でしたね。下村は、なんでも書けてしまう、器用なタイプという印象でした。 03-2_2968 坂口さんと言えば植松さん、そしてイトケンさんは?

─さて、『テラバトル』には、おふたりのどのような曲が収録されるのですか?

坂口 戦闘の曲をお願いしたいのですが、下村らから「やるなら3曲は書きたいです!」という力強い言葉をもらっていまして。

下村 いやいやいやいや! 確かに、自分が遊ぶときに1曲だと寂しいから2、3曲あるといいですよね、とは言いましたけど(笑)。

光田 こうやって物事は決まるんですね(笑)。

坂口 まだ、ダウンロードスターターのどのタイミングで、というのは決めていません。ですので、スケジュールの余裕はあるかな、と。

─改めて、光田さん、下村さんは、最初に坂口さんからオファーを受けて、どのように思ったのでしょう?

光田 アプリを作っていることも、ダウンロードスターターのことも聞いていたので、僕の曲はどのあたりで使われるんだろう? って(笑)。システム的におもしろかったので、スケジュールさえ合えばぜひやらせてください、といった感じでお返事しました。

下村 私は、「私が入ってもいいんですか?」って。やっぱり、坂口さんと言えば植松さんじゃないですか。そこに私が入って、書かせてもらうのってアリなの? って思いました。

光田 僕もそこはやっぱり気になって、坂口さんにお聞きしましたね。

坂口 植松さんには、昔の仲間全員集合みたいな感じで、光田、下村に声かけたいんだけどって聞いたら、「ぜんぜんいいよー」って即レスがありました(笑)。

光田 安心しました(笑)。でも、おもしろいですよね。スクウェア時代は、そこまでガッツリ仕事で関わっていなかったのに、いま、こうしてごいっしょできるとは。

─ちなみに、坂口さん、伊藤賢治さんには声をかけていないのですか?

坂口 …………あ、うっかりしてた。

下村 ひどーい(笑)。

光田 それは失礼ですよね(笑)。

坂口 いや、本気で忘れていましたね。すぐに、丁寧にオファーします。

下村 また、コピペでしょう。

─(笑)。それでは、曲を書かれるのはこれからだと思いますが、おふたりの意気込みをお聞かせください。

下村 3日前に話をもらったばかりで、どんなゲームかもわかっていないのですが(笑)。でも、私も最近は移動中にゲームをプレイすることが増えていて、そんなときに坂口さんからお声掛けいただいたのはすごくうれしいです。自分自身がプレイして楽しくなるような、そんな曲を作りたいなーと思います。

光田 とにかく自分らしい音楽を提供して、プレイヤーの皆さんに楽しんでいただけたら最高です。これからがんばります!

坂口 とにかく、イトケンに連絡しなきゃ!

[関連記事] ※『テラバトル』DLスターターに伊藤賢治氏参戦決定! 坂口×植松×伊藤SPインタビュー【Part2】

※本インタビューは週刊ファミ通10月30日売り号からの転載となります。
※スペシャルインタビューPart1、Part2ともに、聞き手は本誌編集長 林克彦。
※スペシャルインタビューPart1は9月下旬に、スペシャルインタビューPart2は10月上旬にそれぞれ実施しました。

『テラバトル』DLスターターに伊藤賢治氏参戦決定! 坂口×植松×伊藤SPインタビュー【Part2】

2014-11-02 10:00 投稿

100万DLで夢のコンサート実現!?

まさかの展開(詳細はこちらの記事をチェック)から数日後、坂口博信氏、植松伸夫氏、伊藤賢治氏へのインタビューが本当に実現! 『テラバトル』のダウンロードスターターに伊藤氏も参戦決定です。さらには実現したら超うれしい、コンサートの話もお見逃しなく!

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【テラバトルWikiはこちら】
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坂口博信氏 ミストウォーカーコーポレーション代表取締役社長。『テラバトル』ではプロデュースとシナリオを担当。『ファイナルファンタジー』シリーズ、『ブルードラゴン』ほか代表作多数。

植松伸夫氏 ドッグイヤー・レコーズ代表。『ファイナルファンタジー』シリーズほか、さまざまなゲームの音楽を長年にわたり手掛ける。坂口氏との付き合いは長く、坂口作品の音楽のほとんどを担当。

伊藤賢治氏 gentle echo主催。通称イトケン。スクウェア在籍時には『サガ』、『聖剣伝説』シリーズなどの楽曲を担当。近年も『パズル&ドラゴンズ』の楽曲を手掛けるなど精力的に活動中。 伊藤さんにとってこの日はちょっと記念的な日

─誌面的(週刊ファミ通1352号)には“というわけで”という流れになりますが、坂口さん、植松さん、伊藤さんという、これまた豪華顔合わせのインタビューになりました。伊藤さんは、今回の経緯はお聞きになっているのですか?

伊藤 聞きました。光田くんと下村さんがファミ通さんの取材で、坂口さんが僕のことを忘れていたことが発覚した、と。

坂口 いや、申し訳ない(笑)。

植松 そんな経緯だったの? ひどいね(笑)。

伊藤 しかもFacebookで坂口さんから直々にメッセージが来まして、これはとてもじゃないけど断れる雰囲気じゃない。もちろん、喜んでここに来ました(笑)。

坂口 じつはさっき、昔の仲間がここに遊びに来ていたんですが、「みんなノーギャラなんでしょ?」って言うんですよ。いやいや、ちゃんと払ってますからね! さすがにそこまで酷くはない。確かに“やらせている感”は出ているかもしれないけど。

─(笑)。伊藤さんも、坂口さんとのお仕事は久しぶりだと思うのですが。

伊藤 植松さんとは間接的にお仕事がごいっしょだったことはあるのですが、坂口さんとは、じつは今回が初めてなんです。

─なんと、そうなんですね。

伊藤 坂口さんの作品に効果音で参加、ということがあったくらいで。だから、「今日は自分にとってちょっと記念的な日になる」ってFacebookに書いてきました。

─やっぱり、うれしいんですね。

伊藤 はい。ワクワクしています。これまでの『サガ』の流れとも違うし、シリーズ作ではない、完全な新作ですから。それに坂口さん、植松さんは先輩、上司以上の存在です。どういうイメージで曲を作るのか、いろいろ探りながらスタートすると思います。

─ちなみに、どのタイミングで伊藤さんの楽曲が追加されるのかは?

坂口 これもまだ、決めてないんです。ダウンロードスターターのどこかに入ることは確実で、新規要素が追加される際に楽曲も、ということになります。このあたりは、『テラバトル』の進捗を見ながら決めていきます。

─オファーした曲数などは?

坂口 戦闘の曲はお願いしていて、場合によってはもう1曲、やってもらえそうです。

伊藤 だって「おまえ、もう1曲やれるよな?」って感じで肩を叩かれたら、「はい」としか言いようがないじゃないですか(笑)。

坂口 そんな感じでお願いしたっけ? まあ、それは置いといて。『テラバトル』は全30章の構成になっていて、そこで一応のエンディングを迎えるのですが、もちろんその先を考えていて、31章からは別の方向のお話にしようと思っているんです。ですので、その31章の異世界の曲をイトケンに、とは思っています。

─なんと! それは楽しみです。それにしても今回は、植松さんの曲がベースにあり、さらに伊藤さん、光田さん、下村さんの曲が加わっていくことになります。これは、初めてのことではないかと思うのですが。

植松 あ、そうですね。確かに、ないかも。

─この試みについて、植松まつさんの感想は?

植松 ただひと言、「俺よりいい曲は書くなよ」と。「そこそこの曲にしろ」って(笑)。

─(笑)。すごいオファーですね。

植松 それは冗談として、みんなベクトルが違うじゃないですか。だから、それぞれが個性をいつも通りに出してくれたら、おもしろい音楽が集まることになると思いますよ。

─この4人の曲がひとつのタイトルで聴けるなんて、いままでないですものね。坂口さんならではのパワープレイですが(笑)。

坂口 まさしくそれですね。完全な強制パワーを発揮してしまいました(笑)。でも、みんなの曲が聴きたかったから、しょうがない。 05_4027 伊藤氏のスクウェア入社秘話

─ 伊藤さんの、スクウェア時代のおふたりとの思い出なども教えてもらえますか?

伊藤 ひとつ、あるんです。じつは入社するときの面接で、「君、コンピューターとかわかる? 打ち込んだことある?」と聞かれて、「もちろんです! 任せてください!」って答えたんですけど、あれ、ウソなんです。

坂口 おまえ、ウソついてたの?

伊藤 もう、どうしても入りたくて(笑)。

坂口 じゃあ、それまでは手弾きだったの?

伊藤 はい。ドラムだけはドラムマシンでしたけど、あとはベースだろうがなんだろうが、手弾きでした。だから入ったはいいのですが、ミキサーの配線すらわからなくて、植松さんに「すみません、配線していただけますか?」ってお願いして、「え?」って怪訝な表情をされたことを、いまでも覚えています(笑)。

─ 伊藤さん、大胆ですね。

伊藤 とにかくあのときは必死だったんです。入ればなんとかなるだろうって。まぁ、ならなかったんですけど(笑)。

植松 イトケンは募集で入ったんだっけ?

伊藤 ファミ通の記事か広告に、スクウェアの住所が書いてあったので、それを見て。

植松 当時、そのパターンでデモテープを送ってくる人がけっこういたんだよね。その中でもイトケンはメロディアスな曲を送ってきて、自分も「ゲーム音楽はメロディーがちゃんと書けるヤツじゃないとダメだ」と思っていたので、面接することにしたんです。イトケンの後に入った光田も、そのパターンです。

─植松さんが面接をされたのですね。

植松 そうそう。だって、当時は僕しかいなかったから。イトケン、菊ちゃん(菊田裕樹氏)、光田 、下 村の順番だったんです。

伊藤 あと、思い出に残っているのが、『ロマンシング サ・ガ』のとき、坂口さんがモニターチェックをされていて、四天王とのバトルの曲を「いいね」って褒めてくれたんです。唯一、坂口さんに褒めてもらった思い出です。

坂口 唯一かよ(笑)。

伊藤 接点があまりなかったので(笑)。でも、あのときはすごくうれしかったです。

坂口 当時の僕は、あまり人を褒めなかったんです。いまと違って(笑)。だから、イトケンは本当にいい曲を書いてくれたんですね。

─ せっかくなので、坂口さんと植松さんの、伊藤さんに対する当時の印象もぜひ。

坂口 ピアノを弾くのがうまいって印象かな。

植松 そうだね。下村がスクウェアに来るまでは、いちばんうまかった。

坂口 イトケンは、背筋をピッと伸ばして弾くんだよね。あのシルエットを覚えてます。

植松 僕の印象はぜんぜん違って。イトケンと田中弘道は体がデカかったんで、「おまえらは新日本プロレスに行くべきだ。プロレスラーになったほうが絶対にいい」って、しつこく言っていたことを覚えてます(笑)。

─(爆笑)

伊藤 だって植松さん、「なんで君はプロレスの道に進まなかったんだ」ってコンコンと説教するんですよ。そんなこと言われても(笑)。

坂口 それはムチャクチャだよ(笑)。

植松 ピアノを弾くイトケンは、本当にデカく見えたんだよね。それで、コイツには違う道があるな、と。でも、今日久しぶりに会ったら、そんなに大きくないんだよね。

伊藤 縮んだんでしょうか。

坂口 そんなわけないだろ(笑)。
伊藤さんの曲はピアノ1本で決まり?

─ 思い出話は尽きませんが、ちょっと話を戻させていただいて。伊藤さんは、『テラバトル』はまだ未プレイですよね?

伊藤 いや、ダウンロードはして、ゲームのテイストは確認しました。実作業に入るのは来月からかな、と思っています。

坂口 3人には、なんとか年内に形にしてもらえるとうれしい、とは話しています。

伊藤 僕も、来年からはバンドのライブが始まる予定なので、『テラバトル』の曲もお披露目したいと思ってます。

植松 元スクウェアのサウンドチームの連中って、みんなバンドやDJをやっていたり、ピアノが弾けたりするんですよね。だから、みんなで集まればコンサートができるよねっていう話を、よくしているんですよ。

坂口 じゃあさ、ダウンロードスターターの100万DL達成時のコンサートは、みんなで集まってやっちゃおうよ。

植松 俺もそう思ってたんだ。せっかく、 みんなが集まったわけだし、それでコンサートができたら、ちょっとうれしいよね。

─いや、スゴい話になりましたね。プレミアチケットになりますよ、絶対。では、伊藤さんがこれから曲を作るにあたって、坂口さんからリクエストはあるのでしょうか?

坂口 最近はどうやって作ってるの?

伊藤 最近は、ピアノソロで出すことが多いです。裸の音で聴いてもらって、方向性が合っていたらそのままアレンジする、という感じです。裸の音で「いいね」と思ってもらうのが、いちばんだと思っているので。

坂口 じゃあ、今回はピアノ1本でいこうか。

植松 いきなり勝負させるんだ(笑)。

坂口 僕のイトケンのイメージは、やっぱりピアノだから。ちょうどいいかな、と。

植松 イトケンなら、キレイなバラード調の戦闘の曲も、いけそうだよね。

伊藤 じゃあ、ピアノでいきます。

植松 それで上がってきたら……。

坂口 シンプルすぎる! って怒るのね。

伊藤 勘弁してください(笑)。

※本インタビューは週刊ファミ通10月30日売り号からの転載となります。
※スペシャルインタビューPart1、Part2ともに、聞き手は本誌編集長 林克彦。
※スペシャルインタビューPart1は9月下旬に、スペシャルインタビューPart2は10月上旬にそれぞれ実施しました。

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